「冷え性」どうして女性に多いの?
季節を問わず1年を通して手足や腰の冷えに悩まされているという人もいるほど、多くの女性にとって「冷え」は大きな悩みのひとつ。
なぜ女性には冷え性が多いのでしょうか?
それは、女性は男性よりも筋肉量が少ないのため、体内で熱を作りにくく、もともと冷えやすいという事。思春期や更年期にはホルモンのバランスが崩れることにより末梢血管が極度に収縮し冷えが生じる。
また過度なダイエットによる栄養不足や締め付けのきつい下着が考えられます。そして長時間のデスクワークや日常のストレスが原因になることもあるのです。
脂肪がより女性のカラダを冷やしていく?
さらに、女性は男性に比べて脂肪量が多いのが特徴ですが、脂肪は一度冷えると温まりにくい性質を持っているため、からだ中を冷たい湿布で冷やされているような状態になってしまうのです。また、女性の場合は、食生活や月経周期の影響で基礎体温の変化や貧血気味の人が多いこともあり、自律神経のバランスが崩れやすいことから、冷えが起きやすいと考えられています。
そんな冷えに対するセルフケアの方法ご紹介いたします。手足の冷えではリラックス効果も高い半身浴。冷えやすい場合は38度くらいのお湯をバスタブに半分ほど入って、バストの下あたりまでつかる半身浴がいいでしょう。肩にタオルをかけて、上半身が冷えない様に20分間ほどゆっくりと入れば、身体の芯まで温まり、リラックス効果も抜群です。
もう一つ、腰のツボを温めて、手足までポカポカ。腰から骨盤の真ん中にある仙骨を温めます。休憩時間などにホットドリンクをコロコロと転がします。服の上からでも温かさが伝わってくるまで転がしてください。
冷えから体のあちこちに不調が!?
冷えは万病のもと、なんて聞いたことはありませんか?確かにその通り。冷えは便秘や、体が疲れやすい、だるいと行った倦怠感、肌のくすみや肌荒れやなどあらゆる不調や不快な症状を起こしてしまいます。中には「私はそこまでの冷え性じゃないし…」と思う方もいるかもしれません。手先や足先が冷たくなると、自分自身で冷えていると感じることができます。でも実は、たとえ手足の末端が冷えていなくても、知らないうちに「腸」が冷えている人が多いのだとか。 この「腸」の冷えが実は大敵。どうすれば解消できるのでしょう?
腸の冷えを解消するには、朝一杯のぬるま湯と食物繊維をとりましょう!そして便秘の解消には食事。腸の動きを活発にする食事を心がけたいのですが、食物繊維は穀類、豆類、野菜類、イモ類、キノコ類、果物などに含まれています。とくにゴボウやこんにゃくは効果的。
そして腸の冷えには運動も効果的。腹筋を使って便秘を解消!腹筋を使って腸に刺激を与える方法があります。運動が苦手な方は最初は無理しない程度にはじめてみてはいかがでしょうか。運動習慣により体質の改善が出来、疲れやすかった体も気がつけば体力がつき、だるさや倦怠感の解消にもつながります。
鍼灸で始める「腸活」で体質改善
冷えからくる「便秘」も、主に腸の血行不良が関係しているといわれます。腸の血流は、自律神経によって調節されていますから、腸の血流を良くしなければなりません。また、体が冷えていると、交感神経が優位にはたらいて、末梢血管が収縮するため全身の血行が悪くなります。全身の血流を回復させて自律神経を整えるためには、鍼灸治療がおすすめなのです。鍼灸治療には、体のあちこちにあるツボを刺激して、身体を温めて内臓の働きを助ける効果があります。手稲区「colors」の鍼灸治療で「冷えないカラダ」を手に入れて、体質改善につなげていきましょう。