「症状を見るな。原因を見よ ― 起立性調節障害の本質」

朝、起きられない。

立ち上がると、クラッとする。

動悸がする。

気持ちが悪くなる。

「また今日もだ…」

そんなふうに、心の中でつぶやいていませんか?

そして、こう思っていませんか?

「気持ちの問題なのかな」

「もっと頑張らないといけないのかな」

でも、本当にそうでしょうか?


もし、あなたの体の中で

“自動調整システム”がうまく働いていなかったとしたら?

血圧や心拍数をコントロールしているのは、自律神経です。

これは、いわば体のオートパイロットのようなものです。

立ち上がった瞬間、

本来は一度だけ血圧を上げて、

脳に血液を送り、

そしてすぐ安定させます。

ところが――

その調整がうまくいかないことがあります。

それが、起立性調節障害です。

これは「怠け」ではありません。

「根性不足」でもありません。

体の調整機能の問題です。


でも、ここで一つ、考えてみてほしいのです。

なぜ、その調整がうまくいかなくなったのでしょうか?

思春期の変化。

ストレス。

真面目で頑張り屋さんな性格。

たしかに関係はあります。

けれど、それだけでしょうか?


たとえば、スマートフォン。

電池が残り5%しかなかったら、

どんな高性能なアプリも、思うように動きませんよね。

体も同じです。

ストレスが続くと、副腎ががんばり続けます。

コルチゾールやアドレナリンを出して、

なんとか体を守ろうとします。

でも、それが長期間続いたらどうなるでしょうか?

バッテリーが減り続ける。

回復が追いつかない。

炎症がくすぶる。

そしてある日、

立ち上がっただけで、体が悲鳴をあげる。

それが「結果」として表れているだけだとしたら?


ここで大切なのは、

症状だけを見るのか、

それとも「なぜ起きているのか」を見るのか、という視点です。

水分をとる。

塩分を意識する。

ゆっくり立ち上がる。

とても大切です。

でも、もし土台に別の問題があったら?

ホルモンバランス。

慢性的な炎症。

隠れたアレルギー。

重金属の影響。

見えていない原因があるとしたらどうでしょうか?


怖がる必要はありません。

むしろ逆です。

原因がわかれば、対策が見えてきます。

知らないことは不安になります。

でも、知ることは力になります。

検査はゴールではありません。

「自分の体の現在地を知る」というスタートです。

今どこにいるのかがわかれば、

どこへ向かえばいいかが見えてきます。


もう一度、問いかけさせてください。

「頑張る」で乗り越えますか?

それとも、

体の声をきちんと聞きにいきますか?

答えは、とてもシンプルです。

治療の第一歩は、知ることです。

視点が変わると、未来は静かに、でも確実に動き始めます。

あなたの毎日が、

「今日も大丈夫」と思えるものになりますように。

その一歩は、

“知る勇気”から始まります。

投稿者プロフィール

若林 大
若林 大鍼灸colors院長
心と身体の調和がとれた状態を保つには大変な時代。 だからこそ、私たちはあなたとあなたの大切な人たちの健康と幸せのために、施術を通じサ ポートしています。 いつでも私たちに大切なお身体をお任せください。あなたの健康を、心を込めて、全力でサポートします。