ツボへの刺激で自律神経を整える
鍼灸といえば「鍼(はり)」と「灸(きゅう)」を用いて施術する伝統ある治療法ですね。肩こりや腰痛、膝の痛みなどに対して行われるイメージが強いかもしれませんが、実は鍼灸は体の痛みやコリだけじゃないってご存知でしょうか?自律神経を整えたり、免疫力を高めるといった効果もあるんです。
生活様式の変化から、在宅ワークや外出が出来ずストレスが溜まり、気がつくと肩こりや腰痛に悩んでいる方はいらっしゃいます。ストレスというと、メンタルが崩れていると思われがちですが、季節や生活環境の変化によって身体を順応させる事も身体にとってはストレスになります。しかしストレスがないと身体を守る機能も低下していくので適度には必要です。ですが常に交感神経が興奮していると体調が崩れ、肩こりや腰痛といったように症状としてあらわれます。
ストレスで自律神経が乱れている人が多数
ストレスがあふれている現代社会は、自律神経系のバランスが容易に崩れてしまいます。だるくて気力が湧かない、体のあちこちが痛む、食欲がない、よく眠れない、冷え症になる…。 自律神経は体の中の環境を整える神経ですから、この自律神経が乱れると、体のあちこちであらゆる不調や不快な症状が現れてしまうのです。この症状を一つひとつ改善していくのは並大抵のことではありません。そこでおすすめなのが鍼灸治療なのです。
鍼灸治療の効果とすると、鍼の刺激によって感覚神経を通して脳にその刺激がまず到達します。そして自らの脳内から鎮痛物質をだし、痛みを抑制し同時に局所での血流改善も促します。東洋医学の面白い所は、五臓六腑でも症状を考えるところにあります。例えば春ですと肝の作用が関わり、筋、血、目、そしてメンタルの変調もおこりやすいとされています。この時期は特に、メンタルの不調がおこりやすい時期にあてはまるのです。
最近なんだか気持ちが沈むとか、元気が出ないのは肝の働きが低下しているかもしれません。酸味のある食事をとったり、気分転換も必要になりますね。
最近特に注目される免疫力アップにも
鍼灸治療は、体にあるツボに鍼やお灸を用いて刺激を与えます。この鍼灸による刺激が自律神経を整え、胃腸などの内臓や血圧などにも作用して人が本来持っている自然治癒力や免疫力を高めてくれるのです。最近では特に「免疫力」の大切さが注目されていますね。免疫力とは、体内に入ったウイルスや細菌などから自分自身の体を守る力のこと。この免疫力が低下すると、病気にかかりやすくなってしまいます。
鍼灸が免疫力アップにつながる理由とは?
では、具体的に鍼灸がどのように免疫力アップにつながるのでしょう。鍼やお灸をすると、血液の中にある白血球が増えるという研究結果があります。 この白血球は外から体内に入ってきた細菌を飲み込んで殺すと言う機能をもっています。つまり、鍼灸により白血球が増えると、体を守る力「免疫力」が上がり、健康的な体を維持できると言うわけなのです。そして末梢血管の拡張もあり体温の上昇があります。やはり低体温ですと、免疫力も低下しますのでウィルスや細菌に抵抗する力が低下してしまします。もちろん、ストレスを溜めないようにする、適度な運動やバランスの良い食事、質の良い睡眠などを心がけることも大切です。そして手稲区「colors」の鍼灸治療や骨格矯正を活用して自律神経を整え、免疫力をアップさせて心身の健康を維持していきましょう。