寝つきが悪い、よく眠れない、すぐ目覚めてしまう方はいませんか?
睡眠は、心身の健康を維持するための重要な要素のひとつであることはご存知かと思います。充実した睡眠がとれない原因としては、食事の乱れやストレス、体力の低下などが考えられます。ここでは、東洋医学からアプローチした睡眠障害への対応、「東洋医学で整える自律神経失調症」を紹介します。
東洋医学での睡眠障害は、心・肝の機能の変調によって起きると考えられています。原因としては、ストレスや過労、食生活の乱れなどがあげられます。
心は精神活動や血脈を表します。精神の活動状況により、脳の働きが活発になってしまう、または血が不足しがち。
肝の働きでは、血や筋、精神との関連が高い。そして全身に血液の循環に関与する非常にパワフルな臓器。
1.眠るタイミングにリラックスしていない
東洋医学的には心の失調や気虚に似た症状を示すこともあります。
心(脳、精神や心臓)の陽気が過剰になっている状態になっていて、いつも考え事や、心配ごと、不安やイライラやドキドキといった状態になっているのです。眠る前にはしっかりと呼吸を整えるように心がけましょう。
2.精神を安定させ生活のリズムを整える
精神活動と肉体活動の落ち着きを取り戻す事が必要になります。睡眠と休息のリズムを整え、定期的な運動で適度に身体を疲れさせることも有効です。また肝を補うストレッチや不眠や精神不安に作用するツボ押しも効果的です。
3.アロマオイルを使ってみる
とはいえ、時間がない方には、普段と違うことをする余裕はないと思います。まずは、軽いストレッチで身体に力を入れて抜いてみたり、枕元にラベンダーのオイルを置いてみるなど、できることから始めてみてはいかがでしょうか。動画の中でご紹介しております、枕の下に11円や内関公孫の11円療法も効果的です。ぜひアロマオイルと一緒にしてみてはいかがでしょうか。
4.結論
「体の緊張をとる事が大切」
心の働きを沈め、休息と睡眠のリズムを整え精神を安定させることが大切です。そうすることで、身体の緊張がほぐれ、睡眠の質を高めることができるようになります。
鍼灸治療では、精神の失調と関係の深い経路を使い、五臓六腑の変調を調整していきますので、肝・心の作用を整え自律神経を整える鍼灸治療は効果的でおすすめです。