体質改善

鍼灸に保険は使える?——保険の鍼灸と自費の鍼灸、それぞれに向いている人

施術室のデスクで、問診票と料金表を前に説明を聞いている人の手元

鍼灸に興味はある。でも、気になるのはやっぱりお金のこと。「整骨院みたいに保険は使えないのかな」「自費だと、続けられるか心配…」。


調べてみると、保険が使える鍼灸院もあれば、使えない鍼灸院もある。何が違うのか、どちらを選べばいいのか、かえって分からなくなった。そんな方も多いと思います。


でも保険か自費かは、どちらが良い悪いという話ではありません。制度の決まりを知ると、自分にはどちらが合うのかが見えてきます。


鍼灸にも保険は使えます。ただし、決まりがあります


はり・きゅうの施術にも、健康保険が使える場合があります。ただ、病院にかかるときと同じようにはいきません。主な決まりは三つです。


一つ目は、対象になる症状が決まっていること。神経痛、リウマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症といった、慢性的な痛みが中心です。

二つ目は、医師の同意書が必要なこと。医師に「鍼灸の施術を受けてよい」という同意をもらってから、保険での施術が始まります。続けるには、一定の期間ごとにあらためて同意が必要です。

三つ目は、同じ症状で病院の治療を受けている間は、原則として保険の鍼灸を併用できないこと。たとえば腰痛で整形外科に通い、薬や湿布をもらっている間は、同じ腰痛で保険の鍼灸は受けられません。


つまり、保険の鍼灸は「決まった症状を、医師の同意のもとで、病院の治療の代わりに受ける」ものです。自律神経の不調、眠り、胃腸、冷えといった悩みは、対象にならないことがほとんどです。


保険の鍼灸が向いている人


保険の鍼灸は、自己負担が少なく、通いやすいのが何よりの良さです。対象の症状がはっきりしていて、病院の治療から鍼灸に切り替えたい方。長く通い続ける必要があり、費用を抑えたい方。そうした方には、とても良い選択です。


当院でも、ご自宅へ伺う訪問鍼灸では保険を使った施術を行っています。通院が難しい方の生活を支えるうえで、保険の仕組みはなくてはならないものだと考えています。


院内の施術を自費にしている理由


一方で、当院の院内の施術は自費にしています。保険が悪いからではありません。院で向き合いたい悩みの多くが、保険の枠の外にあるからです。

病院では「異常なし」と言われたけれど、つらい。首や肩だけでなく、眠りも胃腸も気になる。そういう方の不調は、一つの症状名にはおさまりません。症状は煙で、原因は火の元です。火の元を探すには、痛む場所だけでなく、姿勢、体質、暮らし方まで時間をかけて診る必要があります。


だから当院では、カウンセリングと5つの検査で原因を確かめ、骨格はカイロプラクティックで、体質は鍼灸で整えています。病院の治療を受けながらでも通っていただけますし、お持ちの検査結果も参考に伺います。


料金は、初回の体験コースが5,980円(税込)、2回目以降は40分8,800円(税込)です。かかるお金は先にお伝えし、回数券を無理にお勧めすることもしていません。


迷ったら、まず目的から考えてみてください


決まった痛みを、費用を抑えて長く見てもらいたい。それなら、保険を扱う鍼灸院や整骨院を選ぶのも、とても良い方法です。

どこに行っても良くならなかった不調の原因を、一度しっかり探したい。体全体を診てもらいたい。それなら、自費で時間をかける鍼灸院が向いているかもしれません。


どちらを選ぶかは、あなたの体と暮らしに合わせて決めていいのです。分からないときは、お電話やLINEで気軽にご相談ください。保険の訪問鍼灸の対象になるかどうかも含めて、お答えします。なお、効果や感じ方には個人差があります。


なお、強い痛みが急に出た、しびれや力の入りにくさがある、発熱を伴うといった場合は、まず医療機関を受診してください。


施術のご案内(料金)/3ヶ月10回の、通う地図を渡します。

この記事を書いた人

若林 大(わかばやし・だい)/鍼灸colors 院長

はり師・きゅう師、カイロプラクティック理学士。治療家として25年、骨格と東洋医学の両面から体を診ています。

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